爆発。











一瞬、何が起こったか分からなかった。





父が、消えた、ように見えた。





しかしそれはマジックでも何でもなく。





紅く紅く、燃え盛る炎。会場中に、立ち込め始める煙。





俺自身はまだ何が起きたのかを正常に判断出来ていなかったにも関わらず、身体が動く。





その手は、父だけを求めて。


その目は、今は見えない父を映そうと。











快斗が火中に駆け寄ろうとするのを、沢山の手が押し止めようとする。











なんで、なんで俺の邪魔するの。


行かせてよ。


行かないと、


父さんが・・・





父が立っていた場所、其処には。











ぅ・・わあぁぁぁああっ・・・・・・・・父さん・・・・・っ!





置いてかないで。傍に居て。無理なら、俺も連れてって。











無我夢中で手を伸ばした。


あの、紅い紅い、火の海に。


ああ。それなのに。










何故。


何故貴方は、俺を置いていってしまわれたのですか。



























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